Cherry Crest Adventure Farm

旅行

先週のMemorial Dayに友達家族とCherry Crest Adventure Farmへ遊びに行きました。猫宮一家が毎年遊びに行くペンシルベニアの農場地帯にある広大な観光農場で、多くのアーミッシュたちが居住するエリアにあります。アーミッシュとはドイツ系移民の宗教を信仰する人たちのことで、移民当時の生活様式を守り農耕や放牧によって自給自足の生活をしているそうです。子供達も畑やマーケットで働く姿をよく見かけ、移動はアーミッシュ馬車を使っているので道路のあちこちで馬車に出会います。アメリカの象徴(とベス子が勝手に思っている)乾燥機を持たないのか、庭先にながーーいロープが張られて洗濯物が干されている光景は圧巻。

そんなのどかなエリアにこのファームは春〜秋の季節だけオープンしていて、まさに今シーズンは先週オープンしたばかり。この日は祝日なので大勢の家族連れで賑わっていました。

入場してまず向かったのは動物エリア。ヤギや羊、ターキー、豚、ニワトリなどに餌やりもできます。餌やりはさておき、真っ先にひよこを抱っこできるコーナーでふわふわに癒されました。ミケ子とトラ美はしっかり自分でひよこを手のひらに乗せて楽しんでいたのに対し、ブチオは優しくなでなで…からのひよこの後ろ首をムギっとつまんでスタッフに止められていました。Mr.手加減知らず。

その後は水でアヒルのおもちゃを流すレースやら、hooibalen(干し草を四角に束ねたもの)のタワー、スパイダーネット、トラクター、巨大ジェンガなどでひと通り遊びながら奥のエリアへと進みます。ここまでですでに1時間半ほど経過。まだファームの半分も回ってない。

子供達が夢中になったのが麻袋に座って滑る巨大スライダー。滑るのは楽しくて最高だけど、何が辛いって麻袋を持って頂上まで自力で上らなきゃいけないこと。片手にブチオ、反対の手にミケ子たちと自分の麻袋を抱えて急斜面を必死で登ります。はぁはぁ(白目)。ビビリのミケ子はひとりで滑れないと騒いだのでベス子、ミケ子、ブチオで一緒に滑り、ミケこはノラ吉と滑ってました。友達のあっくんが隣でひとりで滑っているのを見て、3回目以降はひとりで滑ってました。4〜5回滑ったところで夢中のミケ子とあっくんを何とか説得して次に進むことに。

ここでブチオとトラ美の空腹が限界だったのでランチ。ファーム内に売店が何ヶ所かあり、ベンチやテーブル、スイングチェアandテーブル(テーブルごと一緒に揺れる…こぼれない?)、ハンモックなど至るところに設置されているのでランチには困りません。メニューはお馴染みアメリカンなラインナップでピザ、ポテト、ナゲット、タコスですが。腹ペコ御一行は売店すぐ横のしっかり屋根付きエリアで速攻食べました。暑くて喉が乾いていたので、ランチと一緒にオーダーしたジェラートドリンクに群がる子供達。

ファームのど真ん中を線路が横切っていて、数十分おきに観光汽車が通ります。線路のすぐ近くでランチを食べていたので、ものすごい大きい音の汽笛と、大量の蒸気に子供達は耳を塞いでビビりつつも笑顔で手を振ってました。この汽車は近くの鉄道博物館前に乗り場があって、年に2回ほどトーマス機関車が走ります。いつか乗ってみたいと思いつつ、極度のビビりな猫宮家の子供達がトーマスの顔面に泣かないか心配。

ランチのあとはCorn Holeという乾燥したコーンで埋め尽くされたコーンのプールのようなところで遊びました。大人の膝下くらいの深さまであるコーンに子供達は大はしゃぎ。30分以上ここで夢中で遊び、なかなか次のエリアに進めませんでした。コーンに埋もれたおかげでこの後はずっと身体中からコーンがポロポロ出てきて、翌日の洗濯機や乾燥機からも永遠にコーンが出てくる。一緒に行ったあっくんママはポケットやらフードやらあらゆる隙間にコーンが大量に入り込んで、地肌にもコーンを感じて違和感半端ないと言ってトイレに駆け込んでました。

やっと離れたコーンホールの後も子供達は各々自由にアトラクションを駆け回り、大人たちは疲労の色が隠せない時間に突入。それでも、4人乗り自転車に乗ったり、子牛を愛でたり、アスレチックをしたり、綱引きをしたり、歴代トラクターに乗ったり大忙し。そんな中なかなか個性的だったのがボールを的に当てるシンプルなアトラクション。玉はテニスボール、的は大量にずらっと並ぶカラスの模型で、頭上からカラスの鳴き声がBGMで流れているなかなかシュールな図でした。ここでもあっくんが謎のどハマりで長いことカラスにボールを当て続けて、最後には的あてスキルもかなり上達してました。

もう時間も3時をすぎてブチオの昼寝時間もとうに過ぎたので、そろそろ出口に向かって誘導しながら移動します。途中に大きなトランポリンでひたすら飛び跳ね、ブチオは他の子供達の勢いで吹き飛ばされてました。そしてミケ子とあっくんはそのままビックスライダーに再び走っていき滑り納めしてました…恐るべし体力。

小腹が減っていたので出口近くの売店でアイスクリームとスムージー、アイスコーヒーで一服。1歳のブチオも豪快にチョコレートアイスを頬張ってました。ミケ子がチョコやアイスをデビューしたのはもっとかなり大きくなってからだったはず…。第3子は何事もお早めです…致し方なし。

アイスが終わった後に帰ろうとするも、あっくんが動物の餌をまだ大量に残していたので、最後にみんなで動物たちに餌やりタイム。ところが夕方でもうお腹いっぱいの動物たちは全然食欲もなくあまり食べてくれない。それでも手から直接餌をあげたい子供達がかなーーり時間をかけて餌を頑張ってあげてました。ベス子とあっくんママでこっそり餌を動物の柵の中に投げ入れて、何とか餌をやり切りました。もう4時半よ。

最後は帰りたくないとすねるミケ子を諭しつつ、それぞれ車に乗って帰宅しました。帰りの車内でブチオとトラミは爆睡、ミケ子は機嫌を直してマシンガントーク。5歳児のスタミナ底なし。

散々遊んでヘトヘトになったけど、翌日にはすっかり元気な子供達と、この後数日疲れをひきずる大人たちでありました。

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