習いごと

アメリカ生活

子供は今までジム(体操教室)、サッカー、空手と習いごとをしていますが今回はサッカーのお話。

お友達がサッカーを習い始めると聞いたミケ子が自分もやりたいと言ったので習わせることにしました。最寄りの小学校の校庭で、夕方5時から1時間の練習です。年齢ごとに3チームに分かれていて、それぞれ6〜12人くらいの生徒が参加しています。

アメリカの習いごとは1sessionが8〜10weeks(だいたい2〜3ヶ月間)で設定されているところが多く、お試しで習いごとをさせるのにちょうど良い期間。気に入ればまた次のsessionを申し込んで継続できるし、1sessionのみで終了することも可能。子供の興味に合わせて広く浅くいろんなことにチャレンジしやすいシステムがそしてこのサッカー教室は4月からスタートして今週で全8週のプログラムが終了したところです。

ミケ子は6〜8歳のチームに参加しているので最年少で唯一の女子。チームメイトは他5名の男子で、そのうち1人がミケ子の親友のあっくん。コーチは髭もじゃの男性で、寒い日も暑い日も薄着で見ている方が寒い。子供の褒め方がとても上手で、基本的にいつでも色んな角度から褒めて伸ばしてくれる。故に子供達はミスを恐れたりすることなくのびのびと練習できるし、褒められて自尊心が満たされてやる気も継続するのが見ていてとてもわかる。練習では基礎的なウォーミングアップからドリブル、パス、更にオフェンスとディフェンスのテクニックまで指導してくれて、毎回ミニゲームも子供達をサポートしながらうまく回す良い先生でした。

練習中はずっと身体を動かしっぱなしなのでとにかく喉が渇くらしく、みんな休憩を待たずに勝手に水を飲みに行ってます。練習最後の10分はもう疲れてフラフラで、走るものトボトボだし何ならゴール前から一切動かずにほぼ全員キーパーという時も。それでも回を重ねるごとに技術はもちろん体力もついてきて、最後はちゃんとゲームが成立するまでに上達。全8回休まずによく頑張った甲斐がありました。

一方のトラ美が参加している3〜4歳チームは7名で男女半々。優しい女性コーチで、注意力散漫なチビたちを1時間近くサッカーに集中させる技はまさにプロ。チビチームの子達はまだパスは難しいけど、ボールに群がりつつドリブルっぽいものとシュートを中心にキャーキャー盛り上がってやってます。

チビチームは両親、さらには祖父母も応援にきている家族が多く、ムービーや写真を撮ったりシュートが決まるとみんなで大盛り上がり。一方のミケ子たちチームはギャラリーがほぼおらず、親たちは車の中で待機していたり近所をウォーキングしたり思い思いに過ごしているという違いが顕著。

トラ美はチームの中でもダントツで集中力がなく、練習の途中でぼーっとしたり草をむしったり、ある程度離れたところで見守っているベス子のところに戻ってきたり自由勝手な振る舞い。稀に一生懸命ボールを追いかけている時もあるかと思えば、数秒後には急にボールへの興味が失われて反対方向に歩き出したり…それでもコーチは優しくトラ美に話しかけて何とか練習に引き戻してくれます。この甘々コーチのおかげで最終日まで脱落することなくマイペースにやり切りました。

3、4歳のチビたちがポテポテ走ってみんなでボールを追いかけている姿は見ているだけで尊い。誰かがシュートを決めると飛び上がって喜んだり、泣いて悔しがったり、とにかくサッカーに夢中な姿は可愛いしかなくて、1人ボーッと突っ立ってるトラ美も不思議と可愛く見えるという不思議。

そして最終日、それぞれのコーチにお礼のカードとチョコレートのお菓子をプレゼントしました。アメリカはカード文化なので学校の先生や習いごとのコーチなどお世話になった人にカードを贈る機会が少なくありません。英語が苦手なベス子もお礼のメッセージを書くことに慣れてきて、最近はミケ子が自分で書いてくれるようになったので助かります。

ちなみに練習中はとにかく暇だったブチオ。隙あらばコートに侵入したり、落ち葉を食べたり、寒い日はひたすらに抱っこだったりなかなか大変だったけど、練習にお付き合いどうもありがとう。いつかはブチオも習いごとをする日がくるのだろうけど、できたら屋内スポーツにしてほしいと密かに願うベス子であった。

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