お花見会は花より卵

アメリカ生活

猫宮家の住む地域では4月に入って一気に桜を含め、たくさんの花が咲き始めました。気温は早朝0度ほどの日もあれば、日中は27度くらいまで上がる日もあり身体がまだついていけませんが。人間も虫も外に出て行きがちな季節。

ということで4月最初の日曜日、6家族合同で花見会をしました。場所は近所の公園でしたが、子供の遊具エリア、バスケットコート、芝生、トレイル、川、サッカー場、屋根下のテーブル+ベンチなどがある日本でいうところの運動公園のような場所。猫宮家の住む田舎にはこのタイプの公園がたくさんあり、野球場やテニスコート、健康器具、さらにバーベキュー台があるところも多いです。しかもそのほとんどは無料で使えるのが嬉しい。トレイルもちょっと歩ける程度から、道に迷ってなかなか帰れないハードなコースまで様々で、その多くが隣の公園のトレイルと繋がっていたりするので面白いです。

さて、花見会の前夜は携帯のアラートが鳴るほどのストーム。大雨と暴風で桜の花はどうなることかと思いましたが、天気は晴天、桜も見事な満開でした。日差しは温かったものの風も強くてしっかり防寒が必要な気温だったのに、何名かは服装のチョイスミスで凍えてました。

渡米してから日本の桜が恋しくて、花見もしたいとずっと思っていましたがなかなか叶わず。まず日本の様に桜並木などの花見スポットがなかなかない(あっても知らない)、そもそも桜の木を見かけることがそれほど多くない。しかも昨年まではコロナの影響でみんなで集まる機会が激減してました。なのでこんなに見事な枝垂れ桜の下でお花見会をすることが叶って感無量でした。

午前中にぼちぼち集合して公園内を散歩したり、子供達は自転車に乗ったり公園で遊んで過ごし。バスケットコートがあったので大人たちでバスケを始めようとしたのですが、子供数名が乱入し、結局キッズバスケ教室(しかも大人の人数が圧倒的に多いのでチヤホヤされる)みたいな状態になってました。

せっかく花見会をするからランチは持ち寄りにしようという話も出たのですが、子持ちの家族に付きもののドタキャンのプレッシャーにより各家庭でお弁当を持参するスタイル。せっかく屋根付きのピクニックベンチだったのに、日差しが遮られて逆に寒いという。結局端の日差しが入る席に横並び一列で座ってランチしてました。端から端がえらい遠い。

ベス子のバースデー当日だったので、なんと友人がケーキを作ってきてお祝いしてくれました。ロールケーキを作る予定だったけど、生地が分厚くて巻いてもビヨンッて戻ってきたらしく、そのままクリームをサンドしてショートケーキに仕上げてくれた。味はめちゃくちゃ美味しくて、何歳になっても誕生日にお祝いしてもらえるのは嬉しいと感じました。

ランチの後のエッグハントをしました。エッグハントとはイースターのお祭りにやる子供のアクティビティで、プラスチックの卵の器の中にお菓子などを入れたものを色々なところに隠し、子供がそれを探して集めるというもの。(正しくはイースターバニー(うさぎ)が卵を隠してくれる)

だだっ広い芝生の上に隠すというより撒かれたエッグ。合図とともにものすごい勢いでハントします。ミケ子たち5歳組は20個以上集め、一方のブチオは1個ゲットして満足してました。

どんどん身体が冷えて寒くなってきたので、ちらほらと退散して花見会は終了。何でもない話をして桜をみて写真を撮るささやかな夢が叶って、大満足の1日でした。

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